冬コミ新刊を買って欲しい話

こんにちは。ミタヒツヒトです。
早速ですが、これは何だと思いますか。

コミックマーケット97の3日目、12月30日に西ホールD24aにてに頒布する新刊、"poltergeist"のモック(家のプリンターで試し刷りして本の形にしたもの、実物はフチなし)です。
先日、入稿が完了し、後は届くのを待つだけという状況です。

この記事は、この『"poltergeist"を買ってください』というお願いの記事です。
新刊の宣伝にしては今までになくストレートな言い回しですが、理由は後でお話します。

とりあえず、購入はこちらからどうぞ。


https://chosuido.booth.pm/items/1745290
※お届けは30日以降になりますのでご了承下さい。

これは何?

ghostpiaのキャラクターをモチーフにした、フルカラーイラスト集です。
描かれているのはghopstpiaのキャラクターなのですが、本編の物語や設定とは切り離された自由な文脈で、山本すずめの描きたいghostpiaキャラクターを描きたいように描いた、公式二次創作とでも言うべきイラスト集となっています。

山本すずめがTwitterで公開したこのイラストも、ghostpiaの世界の『幽霊』であるヨルが太陽の下を歩いています。本編ではありえないシチュエーションですよね。素敵です。

買いたくなるポイント

1. 山本すずめの本気絵が見られる

ghostpiaの本編中のイラストは、ghostpia用のキャラクターデザインで統一されています。もちろん山本すずめの絵ではあるのですが、テレビアニメのキャラクターデザインが1話と3話で変わらないように、ある程度統一する必要性があります。
"poltergeist"にはそのような制限がありません。山本すずめは実は本当に色々な絵柄の絵が描けるイラストレーターで、みなさんが親しんでいるであろうghostpiaを題材に彼の技能の限りを味わうことができるのは、きっと新鮮で楽しい経験になると思っています。

(色々な絵柄が見られるとは言え、既存のキャラクターイメージを損なうようなイラストはありませんので、その辺りを気になさる方もどうかご安心ください!)

2.A4サイズの大版で観賞できる

同人誌即売会で頒布されるイラスト集の多くはB5版ですが、poltergeistはA4版、10%大きいサイズになります。

10%と言うと大した違いは無いように聞こえますが、図にするとその違いは一目瞭然です。

見開きだともう少し分かりやすいかも知れません。

どうでしょうか。結構違いますよね。

より大判で印刷することで、イラストの細部までご覧頂くことができるようになります。大きくなる分、重量も増加するためにイベントに持ち込める部数も限られてきますが、それでも『どうせ見るなら迫力あるサイズで隅々まで見て欲しい!』という心意気を優先しての大判サイズで制作いたしました。
また、最近流行の、マガジンラックのような『見せる本棚』のようなものに飾った時にもA4のサイズはよく映えるのでもないでしょうか。飾っても楽しいA4サイズです。
会場でのお買い上げの場合、B5の同人誌に比べて少しかさばるかも知れませんが、どうかご理解ください。

以上二点、簡単にではございますがなんとなくでも分かって頂けましたでしょうか。超水道、山本すずめ、ghostpia、このうち2つ以上が好きな方には、買って損はさせない一冊となっております。ご購入をご検討いだだくきっかけとなりましたら幸いです。ぜひ買ってください。

なぜお前の売り文句はこんなにストレートなのだ?

はい、冒頭の問いのお返事になりますが、それは、『ミタが関わっていないから』です。
いえ、もっと正確に言いましょう。『山本すずめ以外関わっていない』のです。

……おわかりになりますでしょうか?

poltergeistは超水道名義で発行されますが、制作は完全に山本すずめです。つまり『自分で出せばいいじゃん』ということになります。でも超水道名義での制作です。
同人誌を一冊作る労力は決して軽くありません。フルカラーイラスト集であるならなおさらです。
普段は「有給休暇という制度を知らないんじゃないか」と思うくらいに休みを取らない山本すずめが、今回ばかりは連続で有休を取り年末進行の合間を縫って文字通り心身を削って絵を描いてくれたんです。

自分じゃなくて超水道の本なのに!

努力の結果がひとつ形になったのが記事冒頭のモックなわけなのですが、やっぱりすごくデキがいい。本の製作の仕事をしているだけあって、仕上がりもピカイチです。イラスト以外の部分もとても美しく仕上がっていて、所謂『モノ感』が極めて上等です。

自分じゃなくて超水道の本なのに!(二回目)

ミタとしては、こんなに頑張ってもらって自分だけ何もしないというのは考えられなかったのです。だからこれは超水道からのお願いではなく、ミタからのお願いです。
山本すずめの頑張りに、できるだけ多くの結果が伴って欲しい。具体的には、売れて欲しい。
自分が主導している本だったら、こんなこと言えません。でも今回はそうではない、他のメンバーの頑張りに報いるべきだと思ったのです。

だから、「自分にできることは何だろう?」と考えて、この記事を書きました。

poltergeist、いいです。買って下さい。
たくさん売れれば次の、"poltergeist2"が出せるかも知れません。
山本すずめが描く、自由なghostpia、もっと見たくないですか。少なくともミタは見たいです。

価格は¥1500、16ページです。少し少ないですが、これが売れれば次はもっと分厚くなると確信しています。

よろしくお願いします。

https://chosuido.booth.pm/items/1745290

発送もがんばります

いつもは分担している発送ですが、今回はミタが責任を持って行います。
29日いっぱいまでのご注文は、年内発送いたします。
本当はオマケなど付けたいのですが、気持ちだけになってしまったらすみません。

以上、新刊のご案内、もとい買って下さい記事でした。
コミックマーケットにいらっしゃる方もそうでない方も、poltergeistをどうかよろしくお願い申し上げます。

おまけ

ghostpiaの絵を何百枚と描いているすずめくんが、自分から『ghostpiaのキャラクターを描きたい』と言ってくれたことは、『ghostpiaのキャラクターを描かせてきた』立場からするとすごく思うことがあって。すごく嬉しいんです。本編の絵は、ミタが考えたシーンの絵を山本すずめが描いている、だけど、今回は「山本すずめが考えたシーンを山本すずめが描いている」なんです。もうひとつの『原作』というか。そういうのとってもいいなって思ったんです。

以上蛇足でした。